新型コロナウイルス感染症では、急に重症化し、死に至る事例が報告されています。
その重症化の危険性を把握するために使われる医療機器が「パルスオキシメーター」。
採血せずに血液中の酸素飽和度を光で測定する機器の原理を発明したのが、
長岡出身の故・青柳卓雄さんです。
現在、パルスオキシメーターの技術は世界中の医療現場に普及しており、手術時の安全性が飛躍的に高まりました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大でその重要性が再認識され、一部テレビ等でも報道されたため、品薄状態が続いています。
医療の質向上に貢献した青柳さんは、2002年に紫綬褒章を受章。
2015年には米国電気電子学会(IEEE)が医療分野の技術革新者に送る賞を日本人として初めて受賞しました。この発明は、世界に誇る偉業といえるでしょう。